このブログの最も古い頃のエントリを見るとお解りいただけますが、久しぶりに「趣味」の記事を更新です。「ル・ノルマンディ」といえば、タイ・バンコクの老舗ホテル「オリエンタル・ホテル」の中にある、超有名なフレンチの名店。そこへ行った事がこの「趣味」のそもそもの始まりだった訳ですが・・・。
先日、ひょんな事から横浜にも「ル・ノルマンディ」という名のフレンチ・レストランがある事を知りました。しかも、そのノルマンディは、ウォーターフロントにあるクラシックホテルの本館(古くからある建物)の上部階にあります。川と海という違いこそあれ、バンコクのノルマンディと同じシチュエーションです。このレストランがあると知った時には、関係のあるお店なのではないかと思ったくらいです。という訳で、行かない訳には行かないと思い、行って来ました。
エレベータを降りた瞬間はバンコクのノルマンディに来たのかと錯覚するくらいに似ていました。しかし、幻影ばかりを求める為にきたわけでもなく、お店の入り口からは、やはり横浜のノルマンディでした。 お店に入るとすぐ側にグランドピアノ、左手(みなとみらい側)と正面(氷川丸側)に大きな窓。席数は思っていたよりも多かったです。
味は正統派フレンチという感じ。コースのひとつを選択し、メインを牛からエゾ鹿に変えてもらいました。アミューズ、前菜、魚、肉、デザートに至るまで、供されるタイミングも問題なし、急かされる事も待たされる事もなく隙のないディナーでした。
おいしいのは当たり前なのですが、船をイメージしたという店内は落ち着いた雰囲気。煌びやかで明るめのバンコクのノルマンディとは少し違います。しかし、生演奏であったり、深く腰掛けられる椅子、そして何よりも水辺の風景が見渡せるという点が横浜のノルマンディも、バンコクのノルマンディも同じです。
大好きな横浜で、今は遠いタイ・バンコクに思いを馳せつつ、ディナーを楽しませていただきました。ただ、ホスピタリティはバンコクの方が上だったかな・・・。店員の身のこなし、手つき、礼儀正しさ、そしてユーモア。言葉が通じる分、細かい所まで気になってしまったとも言えるかもしれません。
客の視界(とは言え普通は窓側を向いているので、私のように内側をジロジロ見ている人は少ないと思うが・・・)に店員が入りすぎ。なによりも、各テーブルを捌くためにメニューや、伝票類が置いてある机が客のテーブルに近すぎる。他のテーブルが注文した内容からディナーの進行具合までよく聴こえてしまう。呼んだ時にすぐ来てもらえる距離なのは良いが、自分のディナーに関係ない店員の会話まで聞こえてしまうのはいかがなものか・・・。
そして、もう一つテーブルに供される皿やナイフ・フォークと言った食器の類が置かれている場所が、床に近すぎる。あれでは側を人が通るたびに巻き上げる埃を浴びてしまう。あるいは、せめて客から見えない場所に置くべきだ。
とは言え、全般には大満足なディナーです。庶民には近寄りがたい感じのあるバンコクのル・ノルマンディとは違い、庶民でも誕生日や何かの記念日には行く気になれる感じ。そこまで肩肘張らずにまた行けそうなところです。帰り際にバンコクのノルマンディについて尋ねてみたが、その店員の方はご存知なかった様子。僕としては横浜にまた一つ好きな場所ができたことが何よりも嬉しかった。次に行ける日を楽しみにしています。