結構がっかり
店の外から「この店爪楊枝袋ありそうだな~」と思っている時に見つけた、爪楊枝袋。その後、幾度と無くその店の前を通り、その度に「いつかゲットしてやる~」と思っていた。
そんなある日ついに店に入る好機を得た。店員に案内され、テーブルに着く。こんなに期待感に胸を躍らせながら店に入ってきたのっていつ以来だろうと思いながらも、冷静に店員が去るのを待つ。座っていきなり店員の目の前で爪楊枝袋をいじり始めるのは流石にまずいだろう、と・・・。そしてついに、店員が去った。すでに捕獲に向けて伸び始めていた僕の手は、爪楊枝立てに到達する寸前に止まり、止まりきらなかった僕の指が空を切った。
書かれていた文字が、「つまようじ」であったのだ。
爪楊枝袋界の・・・
一番良く見かける汎用爪楊枝袋の一つ。今、あなたのその前にもあるかもしれない・・・。
と、そこまでは見かけないけど、汎用爪楊枝袋の中では確実に1、2を争う頻度。ドラクエで言えばスライム、スーパーマリオで言えばクリボー。ガンダムで言えばザク。微妙に例えが皆古いのはまあさておき、その条件で行くとこいつは弱いのか・・・。もし、虫キングとか往年のバーコードバトラーとかに変わり、爪楊枝袋バトラーがあったらきっと弱いのだろう。HPはお情けでちょっと多めだけど、防御力と攻撃力が徹底的に弱い、、、。
書いていてだんだんかわいそうになってきた。
ん?でも、もしかして●●専用ザクみたいな、●●専用爪楊枝袋ってのもアリなのか!?
爪楊枝袋の売られ方
飲食店で働いている人でもない限り、爪楊枝袋がどこに発注されてどこから納品されてくるのかなどは、あまり知らないだろう。かく言う自分も飲食店での仕事は無縁だったので、爪 枝袋については専らもらうだけ、というおんぶにだっこ状態である。
しかしこの程、爪楊枝袋がこのような箱に入っている状態を見かけた。(たとえばファミレスとかでバイトしている人には珍しくもなんとも無いのであろうが・・・。)

これで300本入り。裏面の販売元をみると、日本の爪楊枝の名産地河内長野市の文字がある。しかし、側面を見ると「Made In China」と書いてあるので、河内長野市にある爪楊枝メーカが中国の工場に生産委託をしている物と思われる。爪楊枝のような小さな産業界にもグローバル化の荒波が押し寄せていると思うと、少々感慨深い物がある。
それはさておき、飲食店に無関係な自分ではあるが、業務用の爪楊枝袋を発注できるかもしれないすべを思いついた。それは、オフィス用品の通販である。例えばASKULとかカウネットのことである。そう思いほうぼうでそのカタログを探してみた。
その結果、この写真にあるような汎用の爪楊枝袋についてはそれら、オフィス用品の通販でも購入可能な事が解ったが、やはり名前入りの爪楊枝袋の購入方法については依然不明確なままである。
英一番館:浮かれの中にハイカラを見いだす。
先日行った横浜にあるレストランで採取。レストラン名を見て友人が一言「どこのラブホの名前かと思った」。ごもっともではあるが、横浜にはこのような店名が結構ある。文明開化とハイカラを気取っているのかもしれない。とは言え、西洋風ならなんでも良いのかと言えばそうでもなく、「米八番館」などと名前が付いていたら、「番館」を省略されて「米八」となり、なんだかただの米屋のような惨めな感じになってしまうのだろう。
それはさておき、爪楊枝袋である。日本の爪楊枝袋にしては、少々印刷部分がポップな感じがする。Toothのooを鎖の様につなげてみたり、PickのPの頭の部分がやたらと大きかったり。ここまで行くとDickと読まれかねない気もする。
そう言えば、一番始めにこのタイプの爪楊枝袋を得た時は、「水信」という横浜の果物屋のパーラーで採取された物を人から譲り受けたのであった。ここも少々ハイカラという感じの雰囲気を持つ店である。
そこから考えると、このタイプの爪楊枝袋は少々アカ抜けた感じの店でよく採取されるのではないかと仮定する事も可能だ。今後の採取動向に期待が持てる一品であるが、これがハイカラと思うのは間違いだと言う事も認識しておかねばなるまい。
(2007年2月25日 日本・横浜 「英一番館」にて採取)
越後中里スキー場:大手グループの恩恵に与っているようで与っていない
スキー場である。爪楊枝袋に関しては全く期待していなかったのだが、あった。あるにはあったが、この体たらくだ。
画像をよくご覧頂きたい。砂糖は名前入りの袋で、爪楊枝袋は汎用品かよ。爪楊枝袋は砂糖以下かよ。畜生。そんな腹立ちと一緒に写真を撮ってみた。どうやらここはプリンスホテルのグループらしい。と言う事は、プリンスホテルのグループではどこに行ってもこれなのだろうか。
天下のプリンスホテルが、この爪楊枝袋はないだろう。この爪楊枝袋は個人的には、汎用爪楊枝袋の中でもあまりセンスが特にない物だと思っている。天下のプリンスホテルがこのような状態で良いものだろうか。
果たして本当のプリンスホテルがどうなっているか、それは今後確認せねばなるまい。
(採取日:2007年2月10日 日本・新潟にて採取)
一番よく見かけるタイプ:これを基本と呼ぶには少々寂しい。
あなたが爪楊枝袋の収集を思い立ったら、恐らく一番よく手に入れる事になるのがこれらのタイプの爪楊枝袋だ。往年のビックリマンチョコで言えば、悪魔だ。ダブりまくって、天使1枚と交換するのに20枚くらい必要になっちゃう、アレだ。今日はそんな、スゲーつまらない爪楊枝袋をまとめてご紹介してしまおうという魂胆だ。
微妙にオシャレを気取ろうとしている「Toothpick」の文字と、紙で出来ている事を示すリサイクルマーク。これだけ。いったい世界のどこに、使用済みの爪楊枝袋をリサイクルしようという輩がいるのか、はなはだ疑問である。しかし、考えようによってはこれがトップシェアである可能性が高いのである。愛着は湧かないまでも、やはりコレクションしておきたい一品である、という事にしておいてくれ。
さて、左の物であるが、もはや中に入っている物が爪楊枝であるという説明も省かれている。しかし、袋が紙で出来ている事はしっかり主張している・・・。爪楊枝袋マニアの自分としては嬉しい限りだが、普通は見える物が何で出来ているかよりは、中に何が入っているかを説明する方が重要だと思われる・・・。
そういう私の願いを聞き入れてか、ちゃんとこのようなタイプも用意されている。実は袋の部分が紙ではない、とか言う素敵なオチは用意されていないが・・・。むしろ、これが基本なのではないか、とも思う一方で、リサイクルマークが出来る前の時代に製造された、古~い物がいまだに使われずに残っているのではないか、という一抹の不安も覚える。
この三種の爪楊枝袋は、袋の紙の材質もそっくりであるし、もしかしたら同じ製造メーカーなのではないかとも思われる。「Toothpick」のロゴが似ている、1つめと3つめは同じメーカと言っても問題ないだろう。二つめについてはインクの色あいも少々違うような気もしないが、まあこの際なので同じメーカだといいな、と思う事にする。
ちなみに爪楊枝袋メーカがどれくらいあって、シェアがどうで、最大手はどこ、などという情報は、今の所一切持ち合わせていない。あんまり興味が湧かないので。
ビニルタイプ:流行と没個性の狭間
今日の出汁はこれである。先日の記事の中で、ビニルフィルムによる爪楊枝袋は日本のテクノロジーの最先端であり、固有の物である事を書いた。また、その一方で爪楊枝袋を取り巻く環境、即ちコストと購入ロットについても書いたが、その狭間の中で微妙に自己を主張しようとしている店がある。
それが、ジョナサンである。
ファミリーレストランという確固たるコスト意識を持つ店でありながら、裸爪楊枝を許さず、かと言って店名入りの本筋を通すでもなく、他の同業態との差別化を計りつつ、コストをも計算に入れた結果がこれである。差別化を計る上で自分が最先端である事を主張しようとする、ある意味爪楊枝袋界の「エエ格好しい」である。
ヤボったい、その辺にある店とは俺は違うぜ、という主張をしつつも、己自信が光輝く訳ではなく、最先端の流行の中に実は埋没している個性。没個性と最先端の融合。これこそが日本現代社会における問題の縮図である。
ちなみに同様に、フィルムタイプの汎用爪楊枝袋を使用している店がチェーン居酒屋にもある。(和民だったかな?)いずれにせよ、最先端に溺れて本当の個性を見失う事無く、店名爪楊枝袋に理解を示していただきたい物である。
仰々しく書いているが、結局日本においては最早、「紙よりビニルフィルムの方がコストが安くなってしまう」だけなのではないか、という一抹の不安も覚えている。あと、数年もしたら、こんな爪楊枝袋ばかりになっていたらどうしよう。収集の価値がなくなった爪楊枝袋の世界なんて、つまらない。飲食店のテーブルにおいて際立つ個性、これがなくなっては食事が味気ない事このうえない。これは断固として阻止をしなければならない。
●存在を確認できたお店
・ ジョナサン
・ ガスト ※どちらも「すかいらーくグループ」





